有限会社 寿鳳人形の東芸
代表取締役 原田 貴泰

  

木目込人形の材料の販売を始めた父を見て育ち、成長するに従い自然と後継者への意識を強めていった。大学卒業後は大手生活用品販売会社に入社し、小売業の様々なノウハウを習得。その後平成15年10月に2代目代表取締役に就任した。

木目込人形の材料および完成品の製造販売や、ひな人形・五月人形といった節句関係の商品の販売を手掛けている『寿鳳人形の東芸』。原田貴泰社長の代になってからはインターネット販売にも着手し、海外在住の日本人や、現地の外国人向けのビジネスも視野に入れている。更なる販路拡大に向けて業界内外から注目が集まっている注目の企業だ。

大石 原田社長は御社の2代目社長だとお聞きしましたが。

原田 ええ。創業者は父・修でして、木目込人形の材料販売を始めたのが当社設立のきっかけです。現在は会長職の立場から私を支えて下さっています。

大石 卒業後すぐにこのお仕事を始められたのですか?

原田 いえ、大手小売店で2年半ほど勤め、小売りの基本から流通まで色んなことを学びました。いずれ当社の後を継ぎたいと考えていましたし、そのためにも社会に出て勉強をした方が良いと思ったんです。そちらでは仕入れなども担当させて頂き、幅広い知識を得られましたね。その後平成15年に当社を受け継いだのです。

大石 社長に就任されて新しく始められたことはございますか?

原田 インターネットでの販売ですね。開始後すぐに反響を頂きまして、現在では当社の1つの販売方法として確立されています。

大石 今後力を入れて行かれるご予定の事業などがあれば教えて下さい。

原田 手芸商品に関しては対象となる年代も幅広く、これから需要も高まっていくことでしょうから販売方法を増やして海外などにも販路を作りたいと考えているんですよ。特に海外での木目込人形の販売は手掛けているところも少ないので、大手企業とも対抗できるのではないかと思っています。

大石 海外への販売とはなかなか面白い発想ですね。

原田 海外に住まれている日本人にアピールできたら面白いのではと考えたんです。それに日本の文化を外国の方に知って頂くチャンスにもなりますから、多くの方に興味を持って頂けると期待しております。また、昨年からは企業向けにひな人形のリースも始めたんですよ。住宅展示場や病院などでの季節の飾り物として、気軽にご利用頂きたいと思いますね。

大石 節句関係の商品は特にそうですが、御社ならではの特徴をお聞かせ下さい。

原田 ブランドよりもデザインの美しさに重点を置いてお客様にご提案しています。また、ご予算にあわせて部品を入れ替えたり、私がデザインしたものを提供させて頂いたりしていますよ。

大石 それでは最後になりますが、これからの目標をお願いします。

原田 今後とも細やかなニーズに応えられる企業として尽力していきたいと思います。その中で業界内で一番になれることができれば嬉しいですね。

大石 本日は大変お忙しい中、誠にありがとうございました。

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